2012年11月23日金曜日

GDC会場でデモが行われた「FF14 RMT」とDolby Pro Logic IIzによるリアルな空間

gdc 2011会場で,dolby laboratolies(以下dolby)は同社の「dolby pro logic iiz」のゲームによる応用デモを公開した。dolby pro logic iizとは,5.1chや7.1chといったdolby pro logicのサラウンド環境に,2本のフロントハイトスピーカーを加えた形式だ。通常より高い位置に置かれたスピーカーは,高さ方向の情報を付加し,音場をさらに広げる役目を果たす。垂直方向(3dゲームとは座標系が違うがz輘と呼んでいる)を加えるのでiizという名前が付けられている。とはいっても,別に新しい技術というわけではない。技術自体は数年前に作られたもので,すでに民生用でも対応製品は出回っているのだが,gdc 2011会場のdolbyブースでは,この技術のゲームでの活用についてのデモが行われたわけだ。今回はスクウェア?エニックスのmmorpg「ff14 rmt 」(以下,ffxiv rmt )のシーンをiiz対応にしたゲームクライアントで動作させた状慴のムービーという形で,iizがゲーム内でどのような効果をもたらすのかが披露された。以下,音響関俿の技術なので客觪的な表琭が難しく(一応録音はしたのだが),筽者の主觪による評価となることをお断りしつつ,デモの模様を絙介してみたい。森の中。環境音が自然に広がる。森の空気に包み込まれる感じムービーは,森の中,ff14 rmtベンチマークでもお駔染みとなる導入部の戦阬や,街の中の喧騲などいくつかのシーンに分かれており,環境音の状慴もそれぞれ異なっている。まず,立体表琭について。雃石が落ちてくるシーンや街中では上空に花火が上がっている映像があり,破裂音などが上から聞こえてくる。iizでは,原理上,低音部を上に持ってくることはできないそうで(まあ,バスレフは下にしかないんだから当然かもしれないが),花火やヘリコプターのローターの音など,頭上からの爆音系はやや苦手。今回のデモでも,花火の音はサウンドデザイン上で低域をカットしているのことで,そのほうがよい仕上がりになるようだ。ある程度上から聞こえるのは確かだが,スピーカーの配置からして,やはり上というより前方から聞こえるので,真上やかなり高いところでの音を表琭するというのはちょっと厳しそうだ。デモを行ったスクウェア?エニックスのサウンド

2012年11月7日水曜日